高架下と神田川の問屋街、浅草橋
「はぜ釣、屋形船、花火船」などと書かれた船宿の看板が並び、川には屋形船が浮かんでいるノスタルジックな風景です。
大小様々な船、使い込んだ杭が水面に映っていますね。
川周辺の柵に、手袋を干してあったり植木鉢を並べたり、生活感満点です。
鉄、錆、トタン、杭、縄、梯子。かっこいい。
浅草橋界隈は、アクセサリーや人形などの問屋街。
仕事に生きる街、ものづくりの街、活気のある駅前、渋さと元気の入り混じる雰囲気が好きです。
高架下をフル活用。
めまいを起こしたような何とも言えない気分になる。なぜだろう。
正面から見てみると、右側が少しへしゃげていました。。。なるほど、これか。
高架下の純喫茶。
「久」でケーキセットを頼み、くつろいでいると、
他のテーブルの話し声が聞こえてくる。問屋さん側と工場の方の打ち合わせのようだけど、短い時間の中で信頼関係と良いものをつくりたい気持ちが伝わってきました。
喫茶店では、ちょっとした本音や悩み相談などが漏れ聞こえてくる。
おしゃれなカフェにはない人間臭さを感じることができるのが醍醐味。
外国人観光客に人気の食品サンプルも、年季が入ってます(笑)
神社。
しめくくりは柳橋にある篠塚稲荷神社です。
背筋の伸びるような佇まいでした。
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アジアな風景 / 台北・東門市場
台湾、台北市中正区にある東門市場の風景です。
昭和の古い町並みにどことなく似ているので、何とも懐かしい気持ちになります。
かつて日本が統治していたとはいえ、独自の文化を守り古い街と新しい街の共存は、やはり台湾ならではだと思いました。
パパッと食べれるようにテーブルが置いてある。
セブンイレブンはやっぱり便利(笑)
上着よりタオル。
どこでも囲碁。
アーケードなら夕方の雨でも大丈夫。
絶対おいしい。
台湾かあさんの味とレシピ: 台所にお邪魔して、定番の魯肉飯から伝統食までつくってもらいました!
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南国の魚?
お寿司だって売ってます。
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美味しくて有名な豆花のお店を発見!
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迷路みたいに細い路地にお店がビッシリ、とても活気があり元気になれる場所です♪台湾旅行の際には、ぜひ行ってみてください*
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遅めのスタート【新春・ブロック塀】
あけましておめでとうございます。
2017年最初のブログ更新は、ちょっとゆっくりめですが
今年もお付き合いのほどよろしくお願いいたします*
***
新春一回目は、都内で撮りためたブロック塀をまとめてみました。
何気ない風景の一部だけど、実は様々なデザインがあることに気が付きました。
小学校の通学路で、この形と同じブロック塀の穴からガマガエルが顔を出していてびっくりしたことを思い出します。
初めて見たカタチ。
富士山。だと思う。
このデザイン好きです。
スタンダートデザインに蔦が絡まって、良い雰囲気。
とても豪華な造りの塀です。
夏らしい涼し気なブロック塀。元気が出ますね♪
和風のコンクリート塀。
土地の高低差は、こうやってつなげる(笑)段差に流れができています*
コンクリート塀のひし形の切り方は、和風のようでモダンでもあり、かっこいいと思います。
***
当たり前の風景に隠されたじわっとした楽しみ、よく見ると懐かしさが潜んでいる光景、ちょっとした面白さを見つけるだけで、町を歩くのが楽しくなります。
では、また次回に(^^)
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小さい頃は、レゴで塀や壁ばかり作ってる子でした(笑)
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豊島区最古の神社
はやいもので、今日は2016年を締めくくる大晦日。
初詣にはどこの神社に行こうか、近所の氏神様か、車で有名な神社まで行ってみようか、悩んでしまいませんか?
豊島区の皆さんは、区内最古の神社「駒込妙義神社」などいかがでしょうか。
JR駒込駅下車、徒歩約分。本郷通りから「ここ行っていいの?」と思う細い坂道を上がります。そこが神社の参道となるそうです。大きな木が印象的。
参道を進むと、大木の先が幅広の階段になっていました。こういう高低差、道をつなぐ階段って好きです*
階段を下ると、突き当りに見えるのが妙義神社になります。
立派な鳥居。
急な階段。
小さな碑が並んでいます。
本殿。
本殿の右手には、広場があり、お祭りに使われる他、地域の方々の憩いの場となっています。その傍らには、庚申塔もありました。
神社の説明の看板には、「駒込村の農民によって建立された庚申塔が遺されており、当該地域の信仰の拠点となっていたと推察される。」と記載されています。
古そう。
ソメイヨシノの大木があり、根が力強くこっち側にのびてきていました。
ネットで公式HPを検索すると、「勝ちたい方の神社」という表示。
サイト内でのお守りのページには、たしかに「勝守」と書かれた守護守りの御札がとてもご利益がありそうです。
是非、豊島区民のみなさま、一年の祈願に行ってみてはいかがでしょうか。
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最近は、可愛い御朱印帳がたくさんありますね*
初詣の必需品です*
いつも路地ウラのつたない紹介をご覧いただきありがとうございます。
来年も充実した路地探索ができるよう何卒よろしくお願い申し上げます。
良い年をお迎えくださいませ*
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年末の神保町、古書店以外のお店と建築
神保町の画材店「文房堂」で絵の具を買うため、年末の押し迫った空気の中 水道橋から神保町にかけて歩いてきました。
古書店街界隈には、老舗のお店や古い建物を活用した新しいお店など懐かしい街並みの中みなさん2017年に向かってお仕事を頑張っています。
今回は、本屋以外の商売をされている建物風景をご紹介します。
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三鈴堂眼鏡店(千代田区神田神保町1-7-1)
創業明治12年
赤い屋根の双子のような建物、そもそも10軒以上横に並ぶ長屋建築だったそうです。
可愛い丸窓も最後のひとつとなんですね。しみじみ。
ジョン・レノン モデルの丸メガネが欲しい方必見です*
(株)落合木版(千代田区神田神保町1-17)
昭和12年創業
ほっとする佇まい。信頼と実績という雰囲気*
昭和11年創業
次から次へとお客さんが入っていきます。
お隣のろしあ亭も随分前からありますが、両店とも混んでる印象があるので、結局入ったことがありません。食べたいなぁ(笑)
長屋建築
手前の建物は改築してはいるものの古そうなかたちをしています。
その奥に銅板張りのお店が兄弟のように並んで建っています。配達用のバイクが停まっているから蕎麦屋かな?
!!! 小窓の障子がボロボロ!すでに廃業されているようですね。
でも、銅板で造られたひし形の意匠や天窓が凝っていて素敵です。
ファサードの装飾が美しい看板建築。いつ頃からか1階に小諸そばが入るようになり、サラリーマンの強い味方となっています。
以前のお店が何屋さんだったか思い出せません。なんだったかなー。
麻雀カルネ(千代田区三崎町2-1-16 知念ビル)
JR水道橋方面の路地裏に「喫茶店かな?」と思わせる看板が見えました。
よく見るとそこは雀荘。
テント看板には、リャンピンの文字。深い赤色がレトロな雰囲気を出しています。
珈琲エリカ(千代田区西神田2-1-1)
老舗純喫茶として有名なエリカ様。こちらは、閉店している西神田で、お隣のラーメン店のオーラが増すばかりとなりました。神田神保町店は営業していますので、居心地良くゆっくりした時間を過ごすことができます♪
神保町は、歩く度に発見がある不思議な街。
過去記事もぜひご覧ください*
↓このへんから水道橋方面に行きました
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吉原遊廓跡にある本屋を目指す
遊廓、赤線関連本を専門に扱う本屋さんがあると聞き、さっそく調べてみると
以前から気になっていた吉原遊郭跡地にあるというので、その日のうちに行ってみました。
店名は「カストリ書房」
「カストリ」とは?
第二次世界大戦終戦直後の日本で出回った、粗悪な密造焼酎の俗称。酒粕を原料に蒸留して製造する「粕取り焼酎」が語源...
同時代に、統制外の粗悪紙を用いて濫造された、低俗な内容の雑誌に対する俗称。
1.娯楽雑誌の多くが粗悪で、たいてい3号で休廃刊(=3号雑誌)したことから、「3合飲むとつぶれる」といわれたカストリ酒(粗悪な酒)にかけた名称である。
2.仙花紙(屑紙を漉き返した質の悪い紙)で作られていたことから「紙のカスをとって作られた→カス・トリ」雑誌。(ウィキペディアより抜粋)
戦後すぐの状況を窺い知ることのできる言葉ですね。
吉原遊郭跡は、台東区千束にあり、周辺の最寄り駅からはどこも少し遠い位置にあります。比較的距離の近い東京メトロ 三ノ輪駅から歩くことにしました。
三ノ輪駅から少し歩くと、大通りの反対側に「下町人間庶民文化館」なる文字を発見。。のっけからディープだなぁと思いつつも遠目で見ながら通りすぎます。
日の出湯
立派な破風造りの建物は、昭和初期のものだそうですが、中はリフォームして新しいようです。通るだけでお湯のにおいがします。いいなぁ町の銭湯♪
だいぶ吉原に近づいてきました。
木造モルタルの味のある建物が増えてきたような。。
老舗の店構えの多い交差点に到着。
ここが、かの有名な吉原大門跡。
見返り柳の碑が建っています。
「遊び帰りの客が、後ろ髪を引かれる思いを抱きつつ、この柳のあたりで遊郭を振り返ったということから、「見返り柳」の名があり、...」
吉原というと、どうしても名取裕子主演の「吉原炎上」を思い出してしまいます(笑)
さて、この交差点から千束側(反対側は日本堤)にゆるやかなカーブの道を行くと、そこはかつて吉原だった場所。
床屋もあるけど。
このエリアには、今でもソープが建ち並び、女性を紹介する情報喫茶もギラついています。夜の遊里というものは、土に沁み込み根をはるものなのかな、と思ってしまいました。
道のカーブの途中に交番があり、寒い中お巡りさんは外に立っています。
その向かい側の路地を入ってすぐのところに「カストリ書房」はありました。
店内に入ると、中央に平置きされた『全国遊廓案内』完全復刻版や『赤線全集』『ヤミ市跡を歩く』など気になるタイトルの本が並んでいます。静かに興奮。
いくつかの本は、ポケットサイズの豆本になっていて花街めぐりに最適だと思いました。
あまり広くない店内ですが、大正~昭和の遊廓、女性街、花街、赤線、青線、闇市、当時の性風俗についての本ばかりなので、本当に興味のある人だけが足を運ぶ、非常にマニアックな空間でした。(ひやかしで入ったらきっと居場所に困るでしょうね)
遊廓の決まり事や遊び方、カフェー建築などに興味があるので、とても面白かった。
トークイベントなども主催しているようなので、会場が遊廓跡のときが狙い目かな、と思ってます*
昭和5年に発行された『全国遊廓案内』完全復刻!(カストリ出版)
『赤線跡を歩く』(ちくま文庫)でお馴染みの木村 聡氏による 気になる本。
今回は、急に思い立ったので、すっかり夕方になってしまいました。
吉原周辺をもっと探索したいので、次回は早めに出発しようと思います。
↓「カストリ書房」はこのへん
おまけ
吉原から浅草方面に行く途中のご飯屋さんメニュー。
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無電柱化の前に撮っておきたい「電線のある風景」(2)
地震大国であることから古い建物がどんどん建て替えられ、懐かしい街並みが失われつつありますが、あって当たり前と思っていた路地から見た電線の空も無くなるのかと思うと、ちょっとつまらないですね。
ということで、前回に続き、「無電柱化」前に撮っておきたい電線のある風景をまとめてみました。
***
夕方の下り坂と空(杉並区)
木造モルタルともじゃもじゃ(神田)
鉄道と踏切と電線とおばあちゃん(新宿区)
物干し台との接近戦(墨田区)
戦前からの下宿を囲む(日本館)
縦横無尽(新宿区)
屋根、雲、電気(秩父市)
旧大月旅館別館と川のような空(秩父市)
一軒一軒に繋がる電線(新宿区)
銅板張りの看板建築を見上げて(高円寺)
空も地上もノスタルジック(田無)
神様に向かって(秩父神社)
関係ないけど、なんかこのニワトリ 電線っぽい(笑)
来年の干支はトリですし♪
とある街道近くの路地裏を散策していて遭遇したレトロな電信柱。
もう随分前のことですが、この家のおじいちゃんが出てきて「かなり古い電柱。今は使っていないが残っているのは珍しい。」と話してくれました。
下調べをせずに路地裏散歩をすると、偶然の出会いは貴重です。
かなり歩いてもピンとこない場合もありますし(笑)
これからも、いつか無くなるであろう電線のある風景、そして古い電信柱に焦点を当てて探索してみようと思います。
最近の万歩計は、色んな機能がついているんですねぇ(*3*)
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