道と道の間、日陰の路地を抜けてみる
東京都の西エリア、ふつーの住宅地のふつーの道、ふつーのワンブロック区間を細い路地が結んでいます。
おそらく昔からあった道は、この細い道で、ふつーの道路はあとから区画整理でできたものなのでしょう。
路地に建つ住宅は、こじんまりしていますが、板張りの壁や まあるい玄関灯など趣が感じられます。
日陰なのに植物はもっさもさ(笑)
太陽を求めて伸びているように見えます。
足元にも植木がぎゅうぎゅうに並んでいますが、季節の花が咲いていて眺めているだけでも癒されます。
ぎゅうぎゅうの植木と言えば下町のイメージですが、路地での楽しみ方は一緒なんですねー。
なので、はい、見上げても植木鉢がズラリ。木ももさもさ。
下見板張りとの相性がとてもいいです。
ワンブロック分の路地は、ゴールが近い。
少しでも明るく、という思いからか、ブロック塀には厚ぼったい白ペンキが塗られています。
もったりしていて、道路の苔の緑が映えています*
一歩進むと、トタンの建物がありました。
「錆が好き」という人が結構いるのですが、私も侘びた感じの錆が好きです。
ドアの修繕跡(下半分がトタン板)にも注目です。
せめて木の板は入手できなかったのだろうか?とか、色々想像すると楽しいですよ。
この建物の横のスキマを覗くと、平行している表通りが見えました。
トタンとトタンの合間、くねくね続く緑のじゅうたん。
猫かイタチくらいしか通れない幅なので、奥行き感を堪能しましょう。
そして、路地は終わりふつーの世界に戻ります。。