台東区・下町の写真館
引き続き、台東区根岸界隈を歩きます。
車道と細ーい路地を交互に攻めていたら、通りの向こうにレトロかわいい建物が見えてきました。 そこは、昔から町の人たちが昔から家族写真を撮ってきたうな、人の温もりを感じる写真館。
「矢島写真館」
東京都台東区根岸4-1-25
大正7年開業
どこかで閉館したという記事を読んだような気がするのですが
お店の前を通った時には、人の出入りがあったため、
この雰囲気を残したまま、お住まいになっているのかな、とも思います。
大正ロマンな入口のドアと窓、それに、壁面を覆うスクラッチタイルなど、当時でもかなり凝った建物だったんじゃないでしょうか。
型板ガラスも白ペンキの窓枠にはまっていると昭和臭さよりモダンな香りが漂います*
大正時代の写真館なんて、とてもモダンな職業でしょうし*東京のモガ・モボたちも撮ってもらったのかもしれませんね。
側面にもアール窓があります。可愛い♪
矢島写真館のようなところで家族の思い出をつくる、そんな時代はもう来ないのでしょうか。。
さて、大正ロマンを堪能した後は、路地裏で昭和トタンを鑑賞します。
まるで抽象画のような、現代アートのような偶然できた錆の変色。
コラージュのように張り合わせたトタンの迫力に魅了されます*
住宅のはじっこを固めているトタン。
片腕がサイボーグになってしまったような、昭和のロボ建築とでも呼びたくなる建物です。
下町には、まだまだロマンチックな風景や戦前戦後のどさくさで増築してしまったようなアンバランスな面白さが残っているので、ぜひ下町散歩の際にはディテールまで気にして見てみると楽しめると思います。
↓矢島写真館はここらへん
大正ロマン・モガ ファッションは今見てもオシャレです
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