東京オリンピック(1964)に因んだ建築を眺める
ファッションの街、ヤングな街「原宿」。
駅前は、常にたくさんの人で うわーっとなっています。
そんな原宿駅から人混みをさけるように、代々木公園側、渋谷方面の線路沿いなどを歩いてみました。
このあたりにある建物は、代々木競技場があることから察しがつくと思いますが、
1964年開催の東京オリンピックに因んだ建物を見ることができます。
コンクリート建築(RC造)のガチッとした建築は、日本のスポーツ界の強さと威厳を感じさせます。
コープオリンピア
東京都渋谷区神宮前6-35-3
1965年築
ヴィンテージマンションとして人気のマンション。オリンピック開催の翌年に建てられ、“オリンピア”という名前がつけられたとか。斬新なデザインと大きさが目をひき、原宿・表参道のランドマークとして圧倒的な存在感を見せています。
国立代々木競技場
東京都渋谷区神南2-1-1
1964年築
1964年開催の東京オリンピックに伴い建てられたスポーツ施設。
60年代当時に流行した近未来、SF、スペーシーなイメージなのか、もっと深いテーマがあるのかはわかりませんが、設計者のセンスと施工技術の高さに脱帽です。
都会っぽくない蔦の風景
緑のカーテン。もう、モッサモサです。伸び放題です。
お城
このお城、結構前から建っているそうですが、線路沿いを歩いていて初めて気が付きました。これは廃墟?廃城?
オリンピックとは関係ないようですが、気になったので載せてしまいました。
大きく「売却物件」と貼ってありますが、建物込みで買う方いるのでしょうか?
それにしても、有刺鉄線とお城の組み合わせがシュールすぎます(笑)
(たまたま今朝TVで観た「和風総本家」で有刺鉄線を作る工場を紹介してました。工場ってスゴイ!有刺鉄線つくる機械がジブリに出てきそう!)
↓ストリートビューで見ると、こんな感じ
入口には、「コロナール戸部」と書いてあります。
HPもありました。
廃城とか書いてしまってごめんなさい。。
きっとここから拠点を移られたのですね。知らない世界がまだまだあるのだなぁ、と実感。
東京都渋谷区神南1-1-1
1964年築
約30もの競技団体の事務局が入居しているそうです。
それにしても、こんな大きな建物があったのかと驚いてしまいました。
2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、新国立競技場の近く(千駄ヶ谷)へ移転するという記事を見つけました。やはり利便性と安全面を考慮したのでしょうね。この規模の建物だと、老朽化の心配は最もなことで、「カッコいいから残してください」とは言えません(笑)
それにしても、広い空を仰ぐように見上げると、ロート製薬のCMを思い出してしまいます。
平和に鳩を飛ばしたい。
1964年のオリンピックの記憶は、街の風景にも残されているのですね。
次は、2020年に向けて、街がどのように移り変わるのか楽しみです。
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