路地ウラ観光案内

東京を中心に、路地裏のマニアックな楽しみ方を紹介します。

原点は同潤会!? 原宿・表参道を振り返る

原宿・表参道エリアは、個人的に非常に思い出のあるところなので、ちょっと振り返ってみたいと思います。

今の自分の基礎も、このあたりでできたのでは?という気がします。

 

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原宿~表参道の記憶

私は、代々木にある専門学校に通っていまして、授業が終わると学校から歩いて行ける新宿か原宿で遊んでいました。当時の遊びと言ったら、安い洋服を買ったりカラオケに行ったりと、特にギラギラした遊びではありませんでした。

 

卒業後、友人たちと絵のグループ展を開き、同潤会青山アパートメント内にあったギャラリーでも展示したことがありました。その時のミシミシ鳴る床板や室内の太いコンクリートの柱の質感は、今でも覚えています。

 

後に、外苑前に通勤するようになると、会社帰りには決まって遠回りし同潤会アパートを眺めながら(目線をそらさず歩きながら見ると動画のように見えるのが楽しい)帰宅していました。

 

同潤会青山アパートメント(大正15年施工/平成15年解体) 2003年1月撮影※中庭から

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現在は表参道ヒルズとして新しい流行を発信している

 

今思えば、同潤会アパートメントとの出会いがきっかけで、近代建物の良さ、経年劣化した壁の美しさ、古い窓の魅力、道の裏側を覗く面白さに気付いたのだと思います。

 

 

青山のアンティーク着物

以前はよく、原宿から表参道を歩き回ってアンティーク着物を買っていました。

縦縞の着物、蝶々柄の小紋、モダンな織り方の帯、粋な足袋、水玉の半襟等々、よくお給料をつぎ込んだものだなぁと(笑)

特にこの2つのお店が好きだったのでご紹介します。

 

 「大江戸和子」

とても暖かな雰囲気の店内では、必ずお気に入りが見つかりました*

ooedokazuko.ooedo-group.com

 

 「くるり」表参道本店

ダンなお店では、新しい着こなしの発見がありました*

kururi.net

 

 

 

歴史を背負って生まれ変わる街

学生時代にお世話になった原宿駅の建築が、あの頃は歴史的建造物だという認識は全くなく、あって当たり前と思っていましたが、なんとオリンピックに向けての改修工事で取り壊しとの噂があります。

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まだ未定の段階なので、現駅舎を残すかたちで改修して欲しいと願うばかりです。

 

今の表参道は、ピカピカの新しいビルがどんどん建ち、すっかり近寄りがたくなったなと思っていました。でも、歴史を少し振り返ると、時代ごとに常にモダンで、進化したものを取り入れる街だと感じました。

これからは、改めて感じた気持ちを持って、表参道に足を運ぼうと思います。

 

 

 

 

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