猫のように足音を立てずに
距離が近すぎて、足音を立てずに、猫のようにするりと通り抜ける路地シリーズ。
突き当たりかな?と思ったら、塀のスキマみたいな抜け道が続いていることがあります。↓ここもそう。
2箇所くらい段差ができています。
向こうの道路と高さが合わなかったら、ちょっと段差をつけてつじつまをあわせてしまう、あまり計画的じゃない舗装工事だったんでしょうねぇ(笑)
あまりにも狭いので、反対側から人が来たらお互いに体を斜めにしてスルッと通ります。暗黙の了解。
私のちょっと先を歩いているOL風の女性が突如消えました。
えっ!?と思って消えた場所まで行ってみると、抜け道発見。。。
あっち側に行くのにショートカットできるのでしょう。
私も便乗して、でもあくまで遠慮しがちに、足音を立てずに歩きます。
松の木の殺気。
そんなに狭くはないのですが、この道に対しての松の枝ぶりがインパクト強めなので、
通るときに襲われるのではないか、と立ち止まってしまいました。
庚申塚。
ひと気のない細い路地に面している、ちょっと大きめの石仏。
距離感が狂います。ここだけなんだか静か。
蔦にからまれている板塀。
自然の力に引き裂かれそう。人間の作ったものはちっぽけだなー、としみじみ思ってしまいます。
ここからごちゃごちゃ。
ここから道幅が狭くなっています。手前は新しい基準の幅なのでしょう。
狭い方が物や植物も多く、よけいに道が狭く感じます。
でも嫌いじゃないですよ。
カラスの支配下。
住宅地の路地をくねくね進むと、古いマンションが建っていました。
ベランダが荒れていて、てっぺんにはカラスが一羽、今は世紀末か。
結局、古いコンクリート建築が好きなため、ワクワクしながら写真を撮ってしまいましたとさ。
鳴きもせず、スッとした姿勢のカラス。私は足音をたてずにその場を去りました。
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