生き物係な路地
生け垣がもさもさした細い路地。
道路幅を見ると、手前は狭く、数件先からは少し広くなっているので、手前の狭い道のエリアは、結構古いのでは?なんて期待しながら歩いてみました。
左の家の塀はピンク!
鉄製でダイヤ型、錆がいい味わいとなっています。
右を見るとブロック塀に這う蔦。
冬はちょっと寂しいですが、かなりガッチリ生えています。毛深い。
そしてこの先では、ある植物が売られていました。
何も知らずに歩いていたので、本当に東京!?と思い、ニヤニヤしてしまいました。
なんと、多肉植物の無人販売所です。
私の地元では、野菜の無人販売所は普通にありますが、まさか都内の住宅地の真ん中で出会うとは、なんとも懐かしい光景です。
大小さまざま、何種類も並んでいてかわいい♪
代金入れ。手作りの箱に手書きの文字、何だかあったかい気持ちになります。
更に、「子猫探しています」の張り紙が張られています。
植物にも動物にもやさしい路地。
子猫、見つかる頃にはデカくなってるんじゃないかなぁ、なんて考えながら先に進みます。
さて、このあたりから道幅が広くなっているのですが、
昭和初期を思わせるこの住宅は、下宿なのでしょうか、おそらくずっと変わらずに建っているようです。
(反対側に建つ住宅がセットバックしているようなので)
玄関灯のあたたかい色、シミだらけの壁、2階の窓の安全確保には木の板が張られています。
“きっと中の階段は急なんだろうなぁ”“トイレの床はタイルかなぁ”なんて想像すると、中におじゃましたくなってしまいます。
この路地歩きで最後に気になったのが、塀沿いの石柱。
何やら遺跡のようですが、等間隔で立っているので、昔の欄干の名残かもしれませんね。古い地図と照らし合わせると、何かわかるのかもしれません。
大きな石のところで路地も終了です。
昭和初期~中期を感じられた、生き物に優しい路地でした。
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