ちょっと不気味な路地裏をすり抜ける
超路地裏を通って、向こうの通りに抜けてみました。
たったそれだけ、なのにドキドキ。
高円寺の住宅地にポカンと空いた空間。
広くて人の気配の無い場所、そのすぐ横にこれから通る細い道があります。
こんな感じ。とても細い。
遊歩道によく見られる「止まれアニマル」がありました。
ワニのイラストと消えかかった「とまれ」の文字。
ここを通るのは、勇気がいります。「すすめ」って書いて欲しい(笑)
向こうから誰か来てもすれ違えない(笑)
誰も来ないことを祈りましょう。
上を見上げるとそこには廃墟が。
蔦が建物を覆い、もじゃもじゃ状態。
自然へと還っていくようです。
急に不安にかられて足早に進もうとすると、
既に向こうの道路が見えています。なんとゴールは目の前でした(笑)
とはいえ、廃墟の真横でゴミやトタンが捨ててあると
突然何かが出てくるのでは?と、色々想像してしまいます。
ちょっと急いで突破しようと思います。
***
と言うことで、無事に超路地裏を通り抜けました。
木漏れ日のキレイな秋の空気、平和でおだやかな住宅地、ホッとする風景♪♪
通ってきたばかりの細い道は、何とも言えず薄気味悪く、ディズニーアニメで言うところの、魔女のいる場所のような雰囲気。
このギャップはすごいですね。
先ほど廃墟だのもじゃもじゃだの言っていた建物も、細部を見ると
実は昭和中期のモダンなデザインが施されていてとってもフォトジェニック*
ドキドキしつつも可愛い昭和の建物を見ることができました。
秋、夕方、誰もいない家、ノスタルジー、不安からの平和。
来年も小さな発見でドキドキしたい。
失われた場所クロニクル 美しい廃墟 カレンダー 2017 (翔泳社カレンダー)
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昭和の家を見ると、小さい頃住んでいた家を思い出します。
母のつくるホットケーキの甘い香りが懐かしい*
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【豊島区】ワンブロックぐるり散歩
東京都豊島区の住宅密集地帯。
冬の寒空、ワンブロックだけぐるりと歩きます。
ゆるい下り坂。
電線。
道幅は、車がギリギリ1台通れる程度。
コンクリートのヒビから生まれた命。
ヒトしか通れない道幅。
ごちゃ感。
植木鉢ロード。
木枠のガラス扉がかっこいい。
近くで見ると、型板ガラスの模様が見られます。
ぐるっと歩いていると、神社に七五三の旗が。
鳥居から階段を見上げると、親子が仲良くお参りしていました。
とにかく空気が冷たく、手先も冷えてしまいました(笑)
街歩きの際には、そろそろ防寒対策をしないといけませんね。
(つづく)
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戦後の闇市跡、夜の「荻窪銀座街」をウロウロ
荻窪ネタが続きます。
戦後の闇市跡、夜の「荻窪銀座街」をちょっとだけウロウロしてきました。
「荻窪駅」は、中央線、総武線、東西線、丸ノ内線が通り、また、世田谷方面や練馬方面へアクセスするバスなど、あらゆるエリアに繋がるターミナル駅。
3つの駅ビルが立ちはだかる駅前ロータリーも、少し前まで戦後の闇市の風景が色濃く残っていました。
今も、駅の横に「荻窪銀座街」として昭和レトロな雰囲気の中、多くのお店が所せましと営業しています。
横丁の見取り図。愛情のこもった手書きです(笑)
よーく見ると、井戸の場所がちゃんと書かれています。
井戸は二か所。火事の際は、これらが活躍するんですねぇ。
呑兵衛のための横丁♪どのお店にしようかな。
横丁にあるスキマ。狭い路地の更に奥。禁煙の貼り紙が切実な感じですね。
ありました、井戸。
横丁のひとつ、“アサヒ通り”がお気に入りの路地。
このフォントも好き(笑)
今日は、富士食堂の先に見える「鳥ぎん 荻窪店」さんで食事をして帰ろうと思います*
「鳥ぎん 荻窪店」は、銀座の老舗「鳥ぎん」の暖簾分けだそうで、味も雰囲気も銀座店に負けていません。
ショーウィンドウには、鶏が鎮座しております。
ちなみに、鳥ぎんのお隣は、こんな空き地。
トタン、錆、ブロック壁、木、トタン、トタン、錆。
夜に見ると迫力があります。
ということで、そろそろ鳥ぎん店内へ、、、
懐かしい雰囲気の店内、釜飯を待つ間に食べた激うまの焼き鳥。
そして釜飯のお時間。
いただいます。
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↓鳥ぎん荻窪店はココ。その周囲もウロウロスポット。
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現代の遺跡みたいな風景(杉並区)
杉並区の阿佐ヶ谷から荻窪方面へと、裏通りを歩きつつ
石っぽいと言うか現代の遺跡のようなものを探してみました。
***
阿佐ヶ谷駅近く、老舗のお豆腐屋さん「小川屋」
古いガラスのひしゃげたランプが香ばしい風景。
石碑のような看板建築。
表向きの大きさと奥の建物の高さの差が見栄っ張りで好き(笑)
暗渠の道。
遺跡発見!という気分で歩きました♪
モルタルの箱。
箱のように四角で構成された建物、そこにかかる電線の束、空を見上げて良かった。
普通の住宅地に時代の異なる鳥居がチラリ。
福徳稲荷神社
石製の鳥居、ちょっと鉄っぽいというか錆のような色になっていますね。
さりげなく残る石製の欄干。
穴には鉄のパイプが通っていたのでしょう。
これこそ現代の遺跡*
遺跡と言いつつ、あまり壮大な内容でもなかったのですが
個人的に楽しい道のりでした(笑)
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路地の先には何が?♨銭湯は本当にあるのか?
神楽坂と飯田橋の間のエリアを歩いていたところ、気になる路地を見つけました。
そこには、小さな看板「第三玉の湯←」が高い位置にかかっているのですが、
細い路地はくねくねと続き、古い板塀が崩壊をギリギリ保ちながら奥へ誘いこもうとしています。
路地裏には看板だけ
玉の湯なるものは、とっくになくなり看板だけが残ってしまったのでは?
先が見えない路地
くねくねした細い路地は、先の方が全く見えず、恐る恐る進みます。
個人宅に続くのかヤバい場所に出てしまうのか?
ギリギリの板塀
板塀の下の煉瓦もかなり古そうです。やっぱりこのまま突き当りのパターンでしょうか??
くねくねの先には。。。
どうやら建物の隙間を通り抜けできそうです。
ホッとしたところで、右手にランドリーコーナーを発見。
ということは、やはりお風呂関係? 中から響くような声がワイワイガヤガヤ聞こえてきます。本当に銭湯があるみたいですね☆
「ゆ」
あった!銭湯!
「ゆ」一文字のモダンな入口。
でも全体的には、昔ながらの懐かしい雰囲気です。
のれんが可愛い♪
寒い国の動物たちまでが温まりにくる、という壮大なデザイン(笑)かわいー
電飾看板
・入浴料と手ぶらセットは、どうやら値上げしたらしいです。6と3の字がちっちゃ(笑)
・フィンランドサウナとは、サウナ発祥の地のアレでしょうか。木の枝でバンバン叩く姿を想像してしまいました(笑)
・薬風呂に力を入れているのか、これだけフォントが違います。効きそうですね♪
お隣はマッサージ店?ここはお年寄りの癒しスポット
玉の湯の正面を撮り忘れ、半端な角度の写真になってしまいました。
実は、入口の屋根が昔ながらの破風造りだったようですが、近くからだと見えにくく気付くことができませんでした。残念…
“ 第三”と言うからには第一と第二もあるのだろうと思い、「東京銭湯マップ」というサイトで“玉の湯”を検索したところ、7件がヒットしました。
しかし、第三玉の湯以外の6件は、ただ“玉の湯”とだけの名称でした。第一、第二とは関連がなさそうです。
本当に人気があるようで、昼間にもかかわらずお客さんの出入りがあり、中からもワイワイしている声が聞こえてきます。地域の方の大切な憩いの場になっているのですね。
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「第三玉の湯」
営業時間は15:00~25:30、水曜休
お釜型ドライヤー、ぶらさがり健康器、体重計(現代型)などの設備があるようです。
その他、詳細はコチラ
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-323
↓場所はココ
庶民文化研究家、町田忍 先生の愛が詰まった一冊✴
既になくなってしまった銭湯も載っているんじゃないでしょうか。貴重な写真も見ることができると思います。
銭湯グッズの王様「ケロリン桶」
関東・関西で違いがあるんですね。知らなかった(笑)
ということで、また次回♪
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東京オリンピック(1964)に因んだ建築を眺める
ファッションの街、ヤングな街「原宿」。
駅前は、常にたくさんの人で うわーっとなっています。
そんな原宿駅から人混みをさけるように、代々木公園側、渋谷方面の線路沿いなどを歩いてみました。
このあたりにある建物は、代々木競技場があることから察しがつくと思いますが、
1964年開催の東京オリンピックに因んだ建物を見ることができます。
コンクリート建築(RC造)のガチッとした建築は、日本のスポーツ界の強さと威厳を感じさせます。
コープオリンピア
東京都渋谷区神宮前6-35-3
1965年築
ヴィンテージマンションとして人気のマンション。オリンピック開催の翌年に建てられ、“オリンピア”という名前がつけられたとか。斬新なデザインと大きさが目をひき、原宿・表参道のランドマークとして圧倒的な存在感を見せています。
国立代々木競技場
東京都渋谷区神南2-1-1
1964年築
1964年開催の東京オリンピックに伴い建てられたスポーツ施設。
60年代当時に流行した近未来、SF、スペーシーなイメージなのか、もっと深いテーマがあるのかはわかりませんが、設計者のセンスと施工技術の高さに脱帽です。
都会っぽくない蔦の風景
緑のカーテン。もう、モッサモサです。伸び放題です。
お城
このお城、結構前から建っているそうですが、線路沿いを歩いていて初めて気が付きました。これは廃墟?廃城?
オリンピックとは関係ないようですが、気になったので載せてしまいました。
大きく「売却物件」と貼ってありますが、建物込みで買う方いるのでしょうか?
それにしても、有刺鉄線とお城の組み合わせがシュールすぎます(笑)
(たまたま今朝TVで観た「和風総本家」で有刺鉄線を作る工場を紹介してました。工場ってスゴイ!有刺鉄線つくる機械がジブリに出てきそう!)
↓ストリートビューで見ると、こんな感じ
入口には、「コロナール戸部」と書いてあります。
HPもありました。
廃城とか書いてしまってごめんなさい。。
きっとここから拠点を移られたのですね。知らない世界がまだまだあるのだなぁ、と実感。
東京都渋谷区神南1-1-1
1964年築
約30もの競技団体の事務局が入居しているそうです。
それにしても、こんな大きな建物があったのかと驚いてしまいました。
2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、新国立競技場の近く(千駄ヶ谷)へ移転するという記事を見つけました。やはり利便性と安全面を考慮したのでしょうね。この規模の建物だと、老朽化の心配は最もなことで、「カッコいいから残してください」とは言えません(笑)
それにしても、広い空を仰ぐように見上げると、ロート製薬のCMを思い出してしまいます。
平和に鳩を飛ばしたい。
1964年のオリンピックの記憶は、街の風景にも残されているのですね。
次は、2020年に向けて、街がどのように移り変わるのか楽しみです。
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