神楽坂にある元倉庫「ラカグ」から西五軒町界隈へ
キンモクセイの香る10月。
カラッと晴れた日に、神楽坂駅の矢来口から神田川方面に歩いてみました。
新潮社や凸版印刷の御膝元の街という感じで、紙関係の業者などが多い中、古い住居がちょぼちょぼ残っているのが印象的です。
今回途中で出会った気になる建物をちょっとだけご紹介します。
「la kagu ラカグ」
元新潮社の書籍の倉庫をリノベーションしたキュレーションストア“la kagu”。
倉庫だっただけあって、外観のトタンが渋みを出し、店内は高い天井を活かした気持ちのいいスペースとなっています。最先端のグッズやファッションが物欲を刺激してくれました(笑)
「赤城神社」
青と緑と朱色の風景。
鳥居は古そうなのに境内は斬新。敷地内にカフェがあったりオブジェのような狛犬がいたり、アートな空間だからか、若い参拝者が多いので、きっと氏神様も喜んでるのではないでしょうか。
「AYUMI GALLERY」
とてもあたたかみのあるハーフティンバーの洋館。
戦後すぐ(昭和29年)に旧高橋設計事務所として建てられた建物で、登録有形文化財に指定されているそうです。
「アールのきいた商店建築」
一階と二階をつなぐ壁がアールを描き、職人の手仕事を感じさせる建物です。
この商店自体、職人さんの関わる業種なのでしょうか。
「段差があり過ぎる玄関の家」
ドアの引手が鮮やかなブルーで、レトロだなーと思って見ていたら段差!
段が急すぎるので心の中でつっこんでしまいました。
「フォークリフトの家」
蔦の“もじゃ”と“しましまテント”から見て仕舞屋(昔お店だった)かなと近寄ってみると
今にも出動しそうなフォークリフトがジャストフィットしていました。二階の地窓もかわいいです。
まだまだ残された街並みを発見できそうなので、いつか再訪したいと思います。
↓AYUMI GALLERYもこの漫画のように癒しの洋館なのでしょうね*
↓神楽坂からの西五軒町はこのへん
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まちかどの薬局と柴犬
まちかどの薬局の更に角、よく見てみると古い煙草屋の看板が残っていました。
たばこの赤い文字とキセルのイラストが昭和レトロで、
ノスタルジックな気分にさせてくれます。
今は薬局だけのようなので、ショーケースには松ぼっくりとか小物が飾ってあります。
ある日、同じ場所を通りかかると柴犬がつながれています。
ご主人が薬局で買い物をしているのでしょうか。
おとなしく、やわらかな風にあたりながら待つわんこ。
そうそう、この薬局には定位置で昼寝している看板猫がいます。
猫とわんこの位置関係はこんな感じ↓
柴犬の後頭部ってなんて可愛いんでしょう♪
むっくむくの背中もたまりません。
最近では、海外でも日本の犬が流行しているそうですね。
レディー・ガガも柴犬を飼っているとか!?
猫派の私も、柴犬の愛くるしさにはメロメロです*
また会いたいなー、と思うとなかなか会えないものですね(笑)
ふいの出会いに感謝♪
ちなみに、薬局の看板猫はたいていこんな姿勢で寝ております(笑)
小さい箱にぎゅうぎゅう。
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謎の神社と狛犬
名前のわからない神社。
場所は、練馬区の青梅街道沿い、「水道端」バス停の目の前にあります。
後で調べようと思い、とりあえず写真だけパパッと撮ってその場から移動してしまったのですが、ちゃんと見ておけばよかった。。
頼りの綱のgoogleMapさんにも表示がなく、ネット検索でもやはり社号がわからず。
狛犬の毛並みや毬が細かく彫られているので、歴史は浅いのかな?
でも、苔むしているし、奥の石仏を見るとやっぱり古いのかもしれませんね。うーん。
しかし、この狛犬さん結構険しいお顔をしています。
「進撃の巨人」巨人化したエレンの口みたい(笑)
どんな神様が祀られているのか、ご利益ご縁など、
また通りかかることがあったら、もう少しじっくり観察しようと思います。
↓謎の神社は、青梅街道沿いバス停「水道端」の前
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台東区の集合住宅 / 金嶺荘
台東区の集合住宅 / 金嶺荘
東京都台東区下谷2丁目21−3
施工年は不明ですが、入口の柱にスクラッチタイルが使われていたりして、何となく戦前のにおいがします。
それにしても、存在感がすごい。
昭和期の木造モルタルのアパートや下宿は、住宅地の奥に埋もれていたり、生い茂った木に隠れていたりするので、こんなにオープンな物件は、あまり見かけません(笑)
木の表札。いぶし銀ですね♪
大きさの違う鉄製のバルコニーがチグハグで、モルタルの壁も経年変化で芸術的な柔らかいムラを描いています。
窓辺のトタン、錆もいい感じ。
「金嶺荘」正面玄関。住人の方に迷惑かけてはいけないのでドアは開けません。本心は、下駄箱や廊下、階段、ドアがどんな感じか気になります!(泣)
好きなテクスチャがつまった構図。
塗り固められたスクラッチタイル。
いかにも年代物です。
のぞき込む。
三か所をつなぐ。
木製のバルコニー。
お隣さんと朝のご挨拶する光景が目にうかびます♪
コンクリート製の防火水槽は、植木鉢の台として活躍中。
裏から見ると、屋根の上に一か所部屋のようなものが見えます。
換気のためか屋根修理のためなのかは、ここからはわかりません。
撮っていて、もしかしてこれは、昭和の住宅の貴重な資料なのでは?と思ってしまいました。
↓金嶺荘は、たしかこのへん。
『集合住宅の時間』
何度も繰り返して読んでいる一冊。
日本の集合住宅でのゆっくりした時間、昭和の時代の住まい、大家さん側のお話し、建築の間取り図など、人のつながりから建築の移り変わりについても読み解くことができます。
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地味だけど楽しい路上観察
アスファルト、マンホール、家庭菜園のはじっこの土、歩道の端の苔、路上観察は発見の連続です。
普段気にしない風景も、意識を変えるだけで興味深いものを発見できたり、ちょっとした変化に気づくことがあります。
***
さてこれは何だろう、苔の花?
マンホールの蓋は、砂利の洗い出しのよう。
家の近所でも、一本違う道を通るだけで、異国の植物がワサワサ植えられていることを知ります。
パンダによる「止まれ」、車止め、植物、
全力で行く手を阻まれた気分。
高層マンション建設反対エリア。はげしく同意します。
夕方には涼しい風が吹き始め、西日が苔にスポットライトを当てる。
少しずつ秋が近づいてきている、そんな午後の地味だけど楽しいひとときでした。
室内で地味にニヤニヤしたいときは、苔を育てるのが一番ですね*思った以上に癒されるはず♪
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台東区・下町の写真館
引き続き、台東区根岸界隈を歩きます。
車道と細ーい路地を交互に攻めていたら、通りの向こうにレトロかわいい建物が見えてきました。 そこは、昔から町の人たちが昔から家族写真を撮ってきたうな、人の温もりを感じる写真館。
「矢島写真館」
東京都台東区根岸4-1-25
大正7年開業
どこかで閉館したという記事を読んだような気がするのですが
お店の前を通った時には、人の出入りがあったため、
この雰囲気を残したまま、お住まいになっているのかな、とも思います。
大正ロマンな入口のドアと窓、それに、壁面を覆うスクラッチタイルなど、当時でもかなり凝った建物だったんじゃないでしょうか。
型板ガラスも白ペンキの窓枠にはまっていると昭和臭さよりモダンな香りが漂います*
大正時代の写真館なんて、とてもモダンな職業でしょうし*東京のモガ・モボたちも撮ってもらったのかもしれませんね。
側面にもアール窓があります。可愛い♪
矢島写真館のようなところで家族の思い出をつくる、そんな時代はもう来ないのでしょうか。。
さて、大正ロマンを堪能した後は、路地裏で昭和トタンを鑑賞します。
まるで抽象画のような、現代アートのような偶然できた錆の変色。
コラージュのように張り合わせたトタンの迫力に魅了されます*
住宅のはじっこを固めているトタン。
片腕がサイボーグになってしまったような、昭和のロボ建築とでも呼びたくなる建物です。
下町には、まだまだロマンチックな風景や戦前戦後のどさくさで増築してしまったようなアンバランスな面白さが残っているので、ぜひ下町散歩の際にはディテールまで気にして見てみると楽しめると思います。
↓矢島写真館はここらへん
大正ロマン・モガ ファッションは今見てもオシャレです
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