路地ウラ観光案内

東京を中心に、路地裏のマニアックな楽しみ方を紹介します。

じわっと路上観察

路地裏で猫探し。

 

路上観察、猫目線。

f:id:kenmania:20161006200753j:plain

飛び石を埋め込んだアスファルト

 

 

f:id:kenmania:20161006200806j:plain

トマソン状態。

以前の低い塀が、今の塀にところどころ顔を出している。新旧塀統合。

 

超芸術トマソン (ちくま文庫)

超芸術トマソン (ちくま文庫)

 

 トマソンと言えばこの方でしょう♪

 

 

f:id:kenmania:20161006200823j:plain

水場。

蛇口に手を出しにくい。

 

 

狭い道を低い目線で見てみると、街の時間や土の匂いを感じることができます。

 

 

肝心の猫はと言うと、這いつくばる私を上から見下ろしていました。

f:id:kenmania:20161006200837j:plain

 

↓↓お手間でなければポチッとお願いします♪

にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 古い町並みへ
にほんブログ村

神楽坂にある元倉庫「ラカグ」から西五軒町界隈へ

 キンモクセイの香る10月。

カラッと晴れた日に、神楽坂駅の矢来口から神田川方面に歩いてみました。

新潮社や凸版印刷の御膝元の街という感じで、紙関係の業者などが多い中、古い住居がちょぼちょぼ残っているのが印象的です。

今回途中で出会った気になる建物をちょっとだけご紹介します。

 

 「la kagu ラカグ」

http://www.lakagu.com/

元新潮社の書籍の倉庫をリノベーションしたキュレーションストア“la kagu”。

倉庫だっただけあって、外観のトタンが渋みを出し、店内は高い天井を活かした気持ちのいいスペースとなっています。最先端のグッズやファッションが物欲を刺激してくれました(笑)

f:id:kenmania:20161002214558j:plain

 

赤城神社

http://www.akagi-jinja.jp/

青と緑と朱色の風景。

鳥居は古そうなのに境内は斬新。敷地内にカフェがあったりオブジェのような狛犬がいたり、アートな空間だからか、若い参拝者が多いので、きっと氏神様も喜んでるのではないでしょうか。

f:id:kenmania:20161002214615j:plain

 

「AYUMI GALLERY」

http://www.ayumi-g.com/

とてもあたたかみのあるハーフティンバーの洋館。

戦後すぐ(昭和29年)に旧高橋設計事務所として建てられた建物で、登録有形文化財に指定されているそうです。

f:id:kenmania:20161002214719j:plain

 

 「アールのきいた商店建築」

一階と二階をつなぐ壁がアールを描き、職人の手仕事を感じさせる建物です。

この商店自体、職人さんの関わる業種なのでしょうか。

f:id:kenmania:20161002214850j:plain

f:id:kenmania:20161002214916j:plain

 

「段差があり過ぎる玄関の家」

ドアの引手が鮮やかなブルーで、レトロだなーと思って見ていたら段差!

段が急すぎるので心の中でつっこんでしまいました。

f:id:kenmania:20161002214934j:plain

 

フォークリフトの家」

蔦の“もじゃ”と“しましまテント”から見て仕舞屋(昔お店だった)かなと近寄ってみると

今にも出動しそうなフォークリフトがジャストフィットしていました。二階の地窓もかわいいです。

f:id:kenmania:20161002214954j:plain

 

まだまだ残された街並みを発見できそうなので、いつか再訪したいと思います。

 

 ↓AYUMI GALLERYもこの漫画のように癒しの洋館なのでしょうね*

ここは神楽坂西洋館 (角川文庫)

ここは神楽坂西洋館 (角川文庫)

 

 

ここは神楽坂西洋館 (2) (角川文庫)

ここは神楽坂西洋館 (2) (角川文庫)

 

 

 ↓神楽坂からの西五軒町はこのへん

 

↓↓ポチッとしていただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 古い町並みへ
にほんブログ村

まちかどの薬局と柴犬

まちかどの薬局の更に角、よく見てみると古い煙草屋の看板が残っていました。

f:id:kenmania:20160924220327j:plain

 

たばこの赤い文字とキセルのイラストが昭和レトロで、

ノスタルジックな気分にさせてくれます。

今は薬局だけのようなので、ショーケースには松ぼっくりとか小物が飾ってあります。

f:id:kenmania:20160924220414j:plain

 

ある日、同じ場所を通りかかると柴犬がつながれています。

ご主人が薬局で買い物をしているのでしょうか。

おとなしく、やわらかな風にあたりながら待つわんこ。

f:id:kenmania:20160924221138j:plain

 

そうそう、この薬局には定位置で昼寝している看板猫がいます。

猫とわんこの位置関係はこんな感じ↓

f:id:kenmania:20160924221237j:plain

 

柴犬の後頭部ってなんて可愛いんでしょう♪

むっくむくの背中もたまりません。

f:id:kenmania:20160924221621j:plain

最近では、海外でも日本の犬が流行しているそうですね。

レディー・ガガも柴犬を飼っているとか!?

 

猫派の私も、柴犬の愛くるしさにはメロメロです*

また会いたいなー、と思うとなかなか会えないものですね(笑)

ふいの出会いに感謝♪

 

ちなみに、薬局の看板猫はたいていこんな姿勢で寝ております(笑)

f:id:kenmania:20160924221657j:plain

小さい箱にぎゅうぎゅう。

 

 

2017カレンダー 柴犬やんちゃな おはなしカレンダー ([カレンダー])

2017カレンダー 柴犬やんちゃな おはなしカレンダー ([カレンダー])

 

 

↓↓気に入っていただけたらポチッとお願いします♪

にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 古い町並みへ
にほんブログ村

謎の神社と狛犬

名前のわからない神社。

場所は、練馬区の青梅街道沿い、「水道端」バス停の目の前にあります。

 

f:id:kenmania:20160921143202j:plain

後で調べようと思い、とりあえず写真だけパパッと撮ってその場から移動してしまったのですが、ちゃんと見ておけばよかった。。

頼りの綱のgoogleMapさんにも表示がなく、ネット検索でもやはり社号がわからず。

 

 

狛犬の毛並みや毬が細かく彫られているので、歴史は浅いのかな?

でも、苔むしているし、奥の石仏を見るとやっぱり古いのかもしれませんね。うーん。

f:id:kenmania:20160921143220j:plain

 

しかし、この狛犬さん結構険しいお顔をしています。

進撃の巨人」巨人化したエレンの口みたい(笑)

 

f:id:kenmania:20160921143233j:plain

 どんな神様が祀られているのか、ご利益ご縁など、

また通りかかることがあったら、もう少しじっくり観察しようと思います。

 

神様の御用人 (メディアワークス文庫)

神様の御用人 (メディアワークス文庫)

 

 

↓謎の神社は、青梅街道沿いバス「水道端」の前

 

↓↓お手間でなければポチッとお願いします♪

にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 古い町並みへ
にほんブログ村

 

台東区の集合住宅 / 金嶺荘

台東区の集合住宅 / 金嶺荘

東京都台東区下谷2丁目21−3

 

施工年は不明ですが、入口の柱にスクラッチタイルが使われていたりして、何となく戦前のにおいがします。

それにしても、存在感がすごい。

 

f:id:kenmania:20160916155229j:plain

 昭和期の木造モルタルのアパートや下宿は、住宅地の奥に埋もれていたり、生い茂った木に隠れていたりするので、こんなにオープンな物件は、あまり見かけません(笑)

 

木の表札。いぶし銀ですね♪

f:id:kenmania:20160916155305j:plain

 

 

大きさの違う鉄製のバルコニーがチグハグで、モルタルの壁も経年変化で芸術的な柔らかいムラを描いています。

窓辺のトタン、錆もいい感じ。

f:id:kenmania:20160916155351j:plain

 

 

「金嶺荘」正面玄関。住人の方に迷惑かけてはいけないのでドアは開けません。本心は、下駄箱や廊下、階段、ドアがどんな感じか気になります!(泣)

f:id:kenmania:20160916155441j:plain

 

 

好きなテクスチャがつまった構図。

f:id:kenmania:20160916155417j:plain

 

 

塗り固められたスクラッチタイル。

いかにも年代物です。

f:id:kenmania:20160916155504j:plain

 

 

のぞき込む。

f:id:kenmania:20160916155538j:plain

 

三か所をつなぐ。

f:id:kenmania:20160916155553j:plain

 

木製のバルコニー。

お隣さんと朝のご挨拶する光景が目にうかびます♪

f:id:kenmania:20160916155623j:plain

 

コンクリート製の防火水槽は、植木鉢の台として活躍中。

f:id:kenmania:20160916155644j:plain

 

裏から見ると、屋根の上に一か所部屋のようなものが見えます。

換気のためか屋根修理のためなのかは、ここからはわかりません。

f:id:kenmania:20160916155708j:plain

 

撮っていて、もしかしてこれは、昭和の住宅の貴重な資料なのでは?と思ってしまいました。

 

 

 ↓金嶺荘は、たしかこのへん。

 

『集合住宅の時間』

何度も繰り返して読んでいる一冊。

日本の集合住宅でのゆっくりした時間、昭和の時代の住まい、大家さん側のお話し、建築の間取り図など、人のつながりから建築の移り変わりについても読み解くことができます。

集合住宅の時間

集合住宅の時間

 

 

f:id:kenmania:20160916155743j:plain

 

↓↓お手間でなければポチッとお願いします♪

にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 古い町並みへ
にほんブログ村

地味だけど楽しい路上観察

アスファルト、マンホール、家庭菜園のはじっこの土、歩道の端の苔、路上観察は発見の連続です。

普段気にしない風景も、意識を変えるだけで興味深いものを発見できたり、ちょっとした変化に気づくことがあります。

 

***

さてこれは何だろう、苔の花?

マンホールの蓋は、砂利の洗い出しのよう。

f:id:kenmania:20160910181808j:plain

 

家の近所でも、一本違う道を通るだけで、異国の植物がワサワサ植えられていることを知ります。

f:id:kenmania:20160910181838j:plain

 

パンダによる「止まれ」、車止め、植物、

全力で行く手を阻まれた気分。

f:id:kenmania:20160910181909j:plain

 

高層マンション建設反対エリア。はげしく同意します。

f:id:kenmania:20160910181932j:plain

 

夕方には涼しい風が吹き始め、西日が苔にスポットライトを当てる。

f:id:kenmania:20160910182313j:plain

 

少しずつ秋が近づいてきている、そんな午後の地味だけど楽しいひとときでした。

 

室内で地味にニヤニヤしたいときは、苔を育てるのが一番ですね*思った以上に癒されるはず♪

「苔ボトル」育てる楽しむ癒しのコケ図鑑

「苔ボトル」育てる楽しむ癒しのコケ図鑑

 

 

苔 (コケ) モストレ 育成キット (ホソバオキナゴケ)

苔 (コケ) モストレ 育成キット (ホソバオキナゴケ)

 

 

 

↓↓お手間でなければポチッとお願いします♪

にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 古い町並みへ
にほんブログ村

台東区・下町の写真館

引き続き、台東区根岸界隈を歩きます。

 

車道と細ーい路地を交互に攻めていたら、通りの向こうにレトロかわいい建物が見えてきました。 そこは、昔から町の人たちが昔から家族写真を撮ってきたうな、人の温もりを感じる写真館。

 

「矢島写真館」

東京都台東区根岸4-1-25

 大正7年開業

 

f:id:kenmania:20160902224337j:plain

 

どこかで閉館したという記事を読んだような気がするのですが

お店の前を通った時には、人の出入りがあったため、

この雰囲気を残したまま、お住まいになっているのかな、とも思います。

 

f:id:kenmania:20160902224401j:plain

 

大正ロマンな入口のドアと窓、それに、壁面を覆うスクラッチタイルなど、当時でもかなり凝った建物だったんじゃないでしょうか。

 型板ガラスも白ペンキの窓枠にはまっていると昭和臭さよりモダンな香りが漂います*

f:id:kenmania:20160902224431j:plain

 

大正時代の写真館なんて、とてもモダンな職業でしょうし*東京のモガ・モボたちも撮ってもらったのかもしれませんね。

f:id:kenmania:20160902224448j:plain

 

側面にもアール窓があります。可愛い♪

f:id:kenmania:20160902224501j:plain

 

矢島写真館のようなところで家族の思い出をつくる、そんな時代はもう来ないのでしょうか。。

 

さて、大正ロマンを堪能した後は、路地裏で昭和トタンを鑑賞します。

 

f:id:kenmania:20160902225442j:plain

 まるで抽象画のような、現代アートのような偶然できた錆の変色。

コラージュのように張り合わせたトタンの迫力に魅了されます*

 

住宅のはじっこを固めているトタン。

片腕がサイボーグになってしまったような、昭和のロボ建築とでも呼びたくなる建物です。

f:id:kenmania:20160902225540j:plain

 

下町には、まだまだロマンチックな風景や戦前戦後のどさくさで増築してしまったようなアンバランスな面白さが残っているので、ぜひ下町散歩の際にはディテールまで気にして見てみると楽しめると思います。

 

↓矢島写真館はここらへん

 

 

 大正ロマン・モガ ファッションは今見てもオシャレです

モダンガールのスヽメ

モダンガールのスヽメ

 
おばあちゃん伝授の大正ロマンハイカラおやつ (Heart warming series)

おばあちゃん伝授の大正ロマンハイカラおやつ (Heart warming series)

 

 

 

f:id:kenmania:20160902224524j:plain

 

↓↓お手間でなければポチッとお願いします♪

にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 古い町並みへ
にほんブログ村